ご紹介と弁護方針
経歴
1972年岡山県瀬戸内市生まれ
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業
東京都立大学法科大学院卒業
お母さん経験あり
逮捕経験あり
産業カウンセラー
家族相談士
ゲシュタルト療法セラピスト
所属学会等
第二東京弁護士会
日本ゲシュタルト療法学会
日本産業カウンセラー協会
日本家族カウンセリング協会
条件反射制御法研究会
所属弁護団
日本労働弁護団
医療問題弁護団
外国人研修生問題弁護士連絡会
ホームレス法的支援ネットワーク
所属委員会
日弁連
刑事拘禁制度改革実現本部
第二東京弁護士会
刑事被拘禁者の権利に関する委員会
子どもの権利委員会
趣味
水辺や野山での狩猟採集、
ダイビング、ヨット
対人援助の専門家
誰かをエンパワーできるような対人援助の仕事をしたいと思い、弁護士になりました。
私は、他人の人生を引き受けることなどできない普通の人間です。ただ、みなさん自身に力があることに気づいてもらうお手伝いをしたいと思っています。
刑事弁護の方針
刑事弁護で最も大切にしていることは、被疑者・被告人の方に肯定的な関心を持って話を聴き、寄り添うことです。ひとは、誰か寄り添う人がいるだけで、元々持っていた自分で育つ力を発揮し始めます。
また、私自身が正直であることも大切です。寄り添うことは、何でも相手の言うとおりに受け入れることとイコールではありません。私の考えや感じたことは、正直にお伝えします。
薬物依存、クレプトマニア、性依存など、治療すべき依存性の病気がある場合には、早期に治療機関につなぎ、治療のための保釈や執行猶予を求めます。身柄拘束されている場合でも、可能な手法で治療的働きかけを行います。
カウンセラー、ゲシュタルトセラピストとして
私は産業カウンセラー・家族相談士であり、ゲシュタルトセラピーも2年間勉強してきました。
時にはカウンセリング的なワークやゲシュタルトセラピーを用いながら、ご本人自身が「何が起きているのか」に気づき、変化の扉を開けることを目指してゆきます。
依存症治療は、裁判にも有利
上記の取り組みは、可能な限り文書化し、有利な事情を示す証拠として裁判所に提出します。裁判所に更生に向けた真摯な努力が伝わるために、結果として通常予想されるよりも軽い判決となることが多いのです。
実刑になって終わり、ではない
刑務所に行った後も、その方の人生は続いていきます。今の刑務所には限界がありますが、何もできないわけではありません。有意義に過ごすモチベーションを保っている方も多いのです。
刑務所に行くことになった場合には、希望があれば、本人に合った刑務所に行けるよう、上申書を提出します。条件上可能な場合は、治療共同体プログラムが実施されている島根あさひ社会復帰促進センターを推奨しています。
社会復帰支援
社会に戻ってくるときも、必要があれば可能な範囲でお手伝いをします。
場合によっては更生保護施設や協力雇用主とのつなぎ役をすることもありますし、生活保護の申請に同行することもあります。また、自助グループや治療施設につなぎます。刑務所から出て来る時には、社会に再びなじめるよう、周囲からの支援がたくさん必要です。